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きらめく甲虫。オススメ本。

katazouchan

 

 

 

 

 

 

 

 

気圧の関係だかなんだかわからないけれど、いつも春先になると調子を崩す。寒暖の差があったりするので身体の調子も崩すけれど、それよりも心の調子がガタガタに崩れてしまう。次々に咲く花を見たり、昆虫やカエルなんかを観察する楽しみもたくさんにあるのに、どこか心が抜け殻になってしまうように感じる。毎年のことなので「今年も幽体離脱(季節限定)が始まったか。春になったのね」というくらいのものだけれど。

季節限定幽体離脱で心が抜け殻になるのは、まあ良しとして、やっかいなことがひとつ。それは、アレコレとやるべきことはあるのに、集中力が続かない。わたしは集中力だけが取り柄ですと人に言えちゃうくらいに、そこそこ集中力の持続時間が長いのだけれど、幽体離脱中は見事なまでに集中できない。「今日はこれをしなくちゃな」と思いながらも、他のことが気になって何も手につかなくなる。具体的にいえば今年は何をするにもカタゾウムシのことが気になって集中できない。高所恐怖症のため飛行機にも乗れないし、経済力も笑ってしまうほど皆無なのに、生きているカタゾウムシに会いたくてフィリピンに行くという妄想までしてしまう。いや、日本にもいるのですよ。クロカタゾウムシというカタゾウムシが。(ちなみにクロカタゾウムシは八重山諸島在住)でもクロカタゾウムシは名前の通り黒い。もちろん黒が悪いわけではないし、自然の生み出す色はどれも本当に神秘的でうつくしいものなのだけれど、わたしのみたいオシャレで宝石のようなカタゾウムシたちはフィリピンで暮らしているのです。残念ながらわたしは近所のイオンに行くように気軽にフィリピンには行けないので、本を読んだりインターネットでカタゾウムシの画像をひたすら検索してカタゾウムシフォルダに保存をしたり。兎にも角にも、カタゾウムシが気になりすぎて他のことができない。

それなら、いっそのことカタゾウムシ愛を極めて、それを何か仕事にすれば良いんじゃないの?なんてことも一瞬頭をよぎったのだけれど、カタゾウムシに対する愛はあれどもそこまでの知識はまだまだない。でもカタゾウムシの生態に関しての知識はなくても、執着(ストーカー気質が故に)はたくさんにあるので、いつか何かに繋がるのかもしれない。徹底的にネガティヴな性分なのに、そんなところだけやたらとポジティヴだな。まあ、それだけ魅力のある生きものなのですよ。カタゾウムシは。

そんなわたしの中でのアイドル、カタゾウムシの写真がとてもキレイに掲載されている本が「きらめく甲虫」という本です。カタゾウムシ以外にも様々な甲虫が紹介されていて、とても素晴らしい本です。図鑑というよりも写真集ですね。この本を読んでいると、虫たちのオシャレ具合に驚きつつ、うっとりとしてしまう。色や柄がうつくしい子もいるし、身体の一部だけフサフサとした毛があるセクシーな子たちもいる。きっと多くの虫嫌いの人は虫たちのお腹のあたりのフォルムが苦手かと思うのだけれど、それがまたこちらの本にある写真を眺めていると、彼らは神様からの贈り物だと思えるほどのうつくしさだったりする。手足の先もピースのポーズをしているようで愛らしい。きらめく甲虫は、エディトリアルデザインとしてもステキな本ですので、ご興味のある方はどうぞ。

集中力が続かないって言いつつ、カタゾウムシのことを考える集中力はあるようです。ああ、生きたカタゾウムシに会いたい。

2016-04-09 | Posted in LikeNo Comments » 
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